第二章 拡大期と有事への対応 ― 2019年以降
ブライセン
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SUBARU
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- 安定的なデータ提供体制の構築
- パンデミックとクーデターへの対応
安定的なデータ提供体制の構築

アノテーション対象データが増えるにつれ、安定した高品質データの供給体制が重要になりました。
ブライセンはベトナムを中心に、現地の体制整備や人員拡充、データの閲覧環境DBやデータの検索、活用環境の整備を迅速に進め、SUBARUが求める品質と納期、データ活用環境を整えてまいりました。
大量データの整備に終わりはなく、データの追加・変更や新しい技術への対応が続く中で、ブライセンは日本とベトナム双方のメンバーと連携しながら品質管理とリソース確保、データ活用環境の整備を行ってきました。
パンデミックとクーデターへの対応

2020年以降、新型コロナウイルス感染症(COVID 19)のパンデミックにより社会全体が混乱し、業務継続に支障が生じましたが、ブライセンは徹底した感染対策を行ったうえで分散勤務とリモートワーク体制を導入し、ベトナム・ミャンマー拠点を活用した遠隔体制により業務を継続しました。
さらに2021年2月にはミャンマーでクーデターが発生し、インターネット遮断などの制限が続きました。国際人権団体がまとめた報告によれば、ミャンマーでは2021年のクーデター後に軍がインターネット遮断を繰り返し実施しており、現地の通信環境が不安定になっています。
この事態に対し、ブライセンはミャンマー業務を直ちにベトナム拠点へ移管し、従業員の安全確保と納期遵守の両立を図りました。一連のアクションについては即時にリスク対応レポートを作成し、発生から1週間以内にSUBARUへ報告したことで、クライアントに安心を提供できたと考えています。
また、地政学的リスクへの備えとしてカンボジアに新たな拠点を開設し、今後のカントリーリスクに対する分散施策を講じました。
SUBARU担当者の声(抜粋)
ミャンマーのクーデターが起きた際、ブライセンが現地の状況を迅速に知らせてくれたことで安心感が得られました。リスク対応がきめ細かいので助かります。
| 会社情報 | 株式会社SUBARU (SUBARU CORPORATION) https://www.subaru.co.jp/ |
|---|---|
| 代表 | 大崎 篤 |
| 事業内容 | 【自動車】 自動車ならびにその部品の製造、販売および修理 【航空宇宙】 航空機、宇宙関連機器ならびにその部品の製造、販売および修理 |

